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としまアートステーション構想とは

豊島区民をはじめとする多様な人々が、区内の魅力あふれる場所で地域資源を活用し、当事者として主体的にアート活動を行い、その活動がさらに多くの人々の主体性を生み出す。そんな新しい公共活動のあり方を目指し、個々人の自発的なアート活動を支援することで、地域や人々の想いをつなげるシステムづくりを目的としています。自然に発生したささやかなアート活動が結び付き、人や街とともに暮らすことができる、そんなきっかけをつくり出すための文化事業です。 本事業は、豊島区文化政策推進プランのシンボルプロジェクトである「新たな創造の場づくり」のプログラム及びアーツカウンシル東京事業「東京アートポイント計画」の一環として、東京都、豊島区、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人オノコロの連携により2016年度まで実施しました。

事務局からのメッセージ

 

アートを生み出す小さな拠点を、「アートステーション」と呼ぶことにしました。

アートはもともと「技」の意味。人の手によって何かを生み出す技がアートです。絵画や彫刻をつくるばかりでなく、日常のなかにほっとする、またはぎょっとする異空間を生み出すのもアートです。だから、アートとの関わり方は、きれいな「モノ」をつくったり、美術館で鑑賞することだけに限りません。もしかしたら、それはみなさんの生活のなかにまぎれこんでいて、普段やっていることやこれからやろうとしていることの、すぐ近くにあるかもしれません。

ふつう、ステーションといえば鉄道の駅。だけど、他にもいろんな機能をもつ「○○ステーション」があります。宇宙ステーションは宇宙の研究や実験をする最前線。ガスステーションは燃料を補給するところ。ラジオステーションは番組を発信する基地局。ナースステーションは看護師さんの詰所。アートステーションは、アートをめぐって研究や実験をしたり、補給や発信をしたり、人が集って話し合ったり、その他いろんな機能をもつ場所になるでしょう。
 
わたしたちオノコロのいる「アートステーションZ」は、そんな拠点の一例です。わたしたちは、ここでイベントの開催や情報発信をしながら、アートを生み出す小さな拠点が、それをほしいと思った人の手で、街のあちこちにできたらいいなと思っています。

豊島区にアートステーションが増えてほしい。
わたしたちは、みなさんがさまざまな使い勝手の拠点をつくるお手伝いをします。

 

一般社団法人オノコロ

豊島区の文化政策とは

豊島区は2003年3月に策定した「豊島区基本構想」のなかで、文化によるまちづくりを基本方針の柱の一つとして位置づけ、05年9月「文化創造都市宣言」、06年4月に「豊島区文化芸術振興条例」を施行、区民・NPO法人・企業・大学等地域の人々とともに、「文化の風薫るまち としま」の実現に向け、様々な文化施策・事業を展開しています。このような長年にわたる取り組みが高い評価を受け、09年1月に東京都で初となる「平成20年度文化庁長官表彰〈文化芸術創造都市部門〉」を受賞しました。

一般社団法人オノコロとは

文化及び芸術の振興を通じ、地域社会の発展に寄与することを目的として、2013年に設立。文化事業を通して、市民が「当事者意識」を持つことで主体的にまちに関わり、自らがネットワークやコミュニティを「自分ごと」としてつくり出すために、地域が活気にあふれ、市民が自発的な活動を継続的に行える仕組みづくりを行います。2013年9月より、としまアートステーション構想の運営に参加。

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