藤浩志の発案により、ジャンルを超えた面白い活動に「興味」という養分を注ぎ、潤いを与えるクリエイティブチーム「ミラクルウォーター（Miracle Water）」を結成しました。アイデア、面白い活動、興味深い人、空き地、空き家を募集し、地域に潜在する活動の「種」をリサーチするとともに、その活動の発芽を見守る多様なイベントを開催。そして、「Z」に大量のぬいぐるみを置き、住民との交流の場を図った「モコモコラボ」をオープンし、来場者とともにぬいぐるみの素材の活用法を考えました。

アーティスト

藤浩志［ふじ・ひろし］（美術作家）

1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志向し、京都情報社を設立。京都市内中心市街地や鴨川などを使った「京都アートネットワーク」の企画以来、全国各地のアートプロジェクトの現場で「対話と地域実験」を重ねる。同大学院修了後パプアニューギニア 国立芸術学校勤務。土地再開発業者・都市計画事務所勤務を経て92年、藤浩志企画制作室を設立。地域資源・適正技術・協力関係を活かした活動の連鎖を促すシステム型の美術表現を志向する。主に日本国内とアジア・環太平洋を活動領域とし、美術類のデモンストレーションと素描の制作を実践する。主な作品として、 取り壊された家の柱からつくられた「101匹のヤセ犬の散歩」。一ヶ月分の給料からはじまった「お米のカエル物語」。家庭廃材を利用した地域活動 「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「Kaeru System」。架空のキーパーソンをつくる「藤島八十郎をつくる」等。

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