TAble
岸井大輔による演劇プロジェクト。豊島区に存在する可能性を話し合うため、いろいろな人が集う「テーブル」を探し、つくり、考えました。「としま」の頭文字「T」と、可能性を感じる「Able」を合わせ「TAble」と名付けました。最初のプログラム「diVISION」では、他区との境界に注目しました。指示に沿ってリサーチメンバーが区界を調査した結果をWEB上に可視化。その調査報告プログラムとして、さまざまなゲストを招いての勉強会や対話、調査の現場をめぐる散歩、調査資料の展示などをおこなう「豊島区界」を展開しました。
アーティスト
岸井大輔[きしい・だいすけ](劇作家)
1970年生まれ。演劇の素材を人間の集団ととらえ、他ジャンルで追究された創作方法による形式化が、演劇においても可能かを問う作品群を制作発表している。2008年よりPLAYWORKS主宰。代表作『P』『potalive』『まちから創る』『文(かきことば)』『東京の条件』
記憶を集めておくために|豊島区界
2013年1月15日(火)~2月14日(木)
※文中敬称略、登壇者の肩書きは開催当時のもの
1月
15日(火)
散歩:北区/界に立つ 岸井大輔
オープニングパーティー:ポットラッククラブとしま 区界編
ゲスト:EAT&ART TARO(アーティスト)、diVISIONリサーチメンバー
会場:ラ・グロット
17日(木)
たずねる:公園緑地課長に
ゲスト:石井昇(豊島区土木部公園緑地課長)
会場:KUZAKAI SALON
18日(金)
散歩: 板橋区/区界近くで飲める場所を探す 朝倉志帆(リサーチメンバー)
19日(土)
散歩:北区/商店街をフィールドワークする 岸井大輔
20日(日)
散歩:北区/庭かもしれない 堤涼子(リサーチメンバー)
トーク:鉢とか路地とか
ゲスト:村山修二郎(アーティスト)、堤涼子
会場:にわのとり
22日(火)
たずねる:アートプロジェクトのアーカイブについて
ゲスト:佐藤李青(東京アートポイント計画 プログラムオフィサー)
会場:としまアートステーション「Z」
23日(水)
トーク:アートプロジェクトを場に残す
ゲスト:佐藤慎也(建築家、日本大学理工学部建築学科准教授)
会場:としまアートステーション「Z」
26日(土)
トーク:にしすがも創造舎×みらい館大明の可能性を探る
ゲスト:蓮池奈緒子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン代表)、
荘司哲夫(NPO法人いけぶくろ大明理事)
会場:区民ひろば駒込 いきいき集会室
散歩:拠点見学会
会場:みらい館大明、にしすがも創造舎
2月
1日(金)
たずねる:人文地理学者に
ゲスト:箸本健二(人文地理学者、早稲田大学教授)
会場:目白第二区民集会室
2日(土)
散歩:新宿区/神田川に洗われる
鄭晶晶(としまアートステーション構想インターン)
トーク:まわしよみ新聞ワークショップ
ゲスト:むつさとし(まわしよみ新聞オーナー)
会場:みらい館大明
3日(日)
散歩:文京区/〈水窪川の壁〉を地図に落としてみる 岸井大輔
4日(月)
トーク:場を開く
ゲスト:アサダワタル(日常編集家)、北澤潤(現代美術家/北澤潤八雲事務所代表)
場所:Jessica
7日(木)
トーク:演劇「diVISION」上演としての「step25 記憶を記録する
ために」を考える
ゲスト:森隆一郎(東京文化発信プロジェクト室広報調整担当課長)
会場:としまアートステーション「Z」
9日(土)
散歩:練馬区/エコレポさんと行く!「&アート」めぐり』
ゲスト:三浦あい(エコレポ)
10日(日)
トーク:落合道人と区界を推理する
ゲスト:北沢友宏(落合地域学芸人)
13日(水)
たずねる:郷土資料館学芸員に
ゲスト:秋山伸一・橋口定志(豊島区立郷土資料館学芸員)
会場:豊島区立男女平等推進センター
14日(木)
散歩:目白を振り返る 箙景美(リサーチメンバー)
散歩・トーク:区界を遊ぶ
ゲスト:大山顕(写真家)
会場:巣鴨第三区民集会室
展示:豊島区界を片付けて置く
会場:としまアートステーション「Z」
公開整理:1月22日(火)・23日(水)
資料閲覧開始 1月27日(日)~