「上池ホームズ計画」
2014年10月~2015年2月
<会場>としまアートステーションY、他
中崎透がとしまアートステーションY(山田荘)に滞在し、10月~2月にわたって作品を制作します。ボランティアスタッフ「オノコラー」のアイデアをもとに、中崎透が約10個プログラムをプロデュースし、としまアートステーションYとその周辺エリアで実施します。
中崎透ステイトメント
アートステーションと聞いて、最初はギャラリー、レジデンス施設、公民館、ライブハウスや劇場とか、ちょっとした広々とした空間をイメージしていたんですが、縁あって出会った山本山田の山田荘は、六畳二間の風呂なし木造アパートでした。
とりあえずいろんなことをあきらめてみました。
ここを拠点に、この近所を目を凝らして眺めてみることにしました。
かつての学生下宿屋の山田荘のお風呂は銭湯であり、洗濯機はコインランドリーであり、台所は喫茶店や定食屋でした。一つの家の機能が街の中に分散しているようなイメージ。既存の施設や隙間を使って、ここに住みながら手近でいかに文化的におもしろい生活ができるか、相談しながら試してみようと思いました。山田荘を拠点に上池袋三丁目四丁目のエリアを一つの家に見立て、そんな家がいくつも重なり合うイメージで「ホームズ計画」と名付けました。
アーティスト
中崎透[なかざき・とおる](アーティスト)
武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程満期単位取得退学。現在、茨城県水戸市を拠点に活動。言葉やイメージといった共通認識の中に生じるズレをテーマに自然体でゆるやかな手法を使って、看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーションなど、形式を特定せず制作を展開している。展覧会多数。2006年末より「Nadegata Instant Party」を結成し、ユニットとしても活動。2007年末より「遊戯室(中崎透+遠藤水城)」を設立し、運営に携わる。
山本山田と山田荘
山田荘は、上池袋4丁目にある築35年のごく一般的な昭和の木造賃貸アパート。6畳1間が6部屋、トイレ共同の単身者向けの物件で、学生を中心として様々な人たちが住んできた。オーナーである山本山田は、上池袋地域の木賃アパートの実験的活用を軸に地域の未来を考えている。その足がかりとして、山田荘をまちのラウンジ兼プロジェクト拠点として地域にひらいていく。
活 動
・オープンハウス
11月15日(土)
12月6日(土)、12月7日(日) チラシをダウンロード
・中崎透のYY(わいわい)デッサン教室
12月13日(土)
・2015 新春 書き初め会
1月10日(土) チラシをダウンロード
・上池CUP
1月11日(日)
・上池ミュージックアワー
2月1日(日) チラシをダウンロード
・公園アンデパンダンin豊島
2月15日(日) イベントページへ チラシをダウンロード
・中崎透展覧会
「Practice 大きな家に暮らすための9つの方法」
2月20日(金)〜3月8日(日)金土日 チラシをダウンロード