北川貴好「地上階には、つながらない邸宅」
THE RESIDENCE WITHOUT GROUND FLOOR
2016年2月25日(木)~3月1日(火)@池袋エリア
今年度、としまアートステーション構想では、特定の場を持たないアートステーションのモデルとして、アーティストの北川貴好と共に「高層及び低層集合住宅一帯多層化芸術計画」に取り組んできました。近年増えているタワーマンションのような都心部での住まいをキーワードに、さまざまな方法でリサーチを行い、タワーマンションの多様な実像を探りなが ら、プロジェクトを進めてきました。
今回開催する展覧会「地上階には、つながらない邸宅」は、それらの活動やリサーチの中から抽出されたタワーマンションの空間的要素を再構成し、都市の中に仮想の建築を設計することで、都市と住まいの関係を提示しています。都心で体験する、回遊型の展覧会をぜひお楽しみください。
受付時間:平日14:00 -19:00/土日12:30 -17:30
※2月29日(月)は会場の都合により、一部ルートが変更になります。
会場:池袋エリア
観覧料:無料
※但し、交通費、飲食費ほか、実費として1,200円程度ご用意ください。
観覧目安時間:約2時間
観覧方法:事前申し込み制
観覧希望日の正午までにLINE(@chijoukai)、Facebookページ(/chijoukai)へのメッセージ、Twitter(@chijoukai)へのDM、メール(chijoukai@gmail.com)のいずれかの方法でお名前を明記の上、観覧希望をお知らせください。
・ 観覧中も連絡が可能な方法でご連絡ください。
・ 本作品はタブレット端末やスマートフォンからウェブサイトにアクセスし、まちなかを回遊する展覧会です。
・ データ通信にかかわる費用はご負担ください。
・ タブレット端末やスマートフォンをお持ちでない方は貸出用の端末もご用 意しております。利用を希望される方は、観覧申し込みの際にお知らせください。台数に限りがございますので、お早めにご連絡ください。
・ 使用端末の電池残量にはご注意の上、十分に充電された状態でお越しください。
・ 観覧の際にイヤホンを使用する箇所がありますので、ご持参ください。
*頂いた情報は、としまアートステーション構想事務局が適正に管理し、ご本人の同意がない限り目的の範囲を超えた利用は致しません。
アーティストステイトメント
現代の都市は住むことや働くことなどに特化したタワーマンションのようなビルディングの空間を大量に生み出しています。その姿は、遠くからはシルエットが垣間見えますが、ビルの低層部はショッピングモールなどで覆われ、また地下より各フロアーにダイレクトにアクセスできることで、近くからは建築の全体像が見えにくくなっています。
私は、いままで、空間そのものに手を加え、別の視点に組み替えることで場所そのものの景色を再認識する表現を行なってきました。今回は、土地が狭いが故に広がっていった地下空間や空へ伸びていった空間に焦点をあて、この都市空間に暮らしていることを改めて認識するプロジェクトです。
時代ごとに広げられた都市空間の中には、つながっているのか、つながっていないのか不確かな空間が埋没しています。そのいくつもの不確かな空間を連続させ、一つの建築のように見せていく。そのことで、都市の機構自体がインスタレーションと化し、地下や空へと増殖して新しく生まれた空間の骨格を見せていきたいと思います。
参加アーティスト
北川 貴好[きたがわ・たかよし](美術作家)
1974年大阪府生まれ。1999年武蔵野美術大学建築学科卒業。
既存のプレハブ家屋に無数の「穴」を開けたり、公園に大量の古タイヤを持ち込むなど、環境や建物自体に手を加え空間そのものを新しい風景へと変換させていくインスタレーション作品を制作している。一方、2011年デジカメの写真を使った町遊び「30秒に一回みっける写真道場!!」を開始。1000枚を目標に写真を撮り、即編集、即発表という形式で、全国各地で道場を行う。
http://www.takayoshikitagawa.com
チラシ
TAKAYOSHI KITAGAWA
THE RESIDENCE WITHOUT GROUND FLOOR
2016.2.25[Thu]-3.1[Tue]@IkebukuroArea
The place where you’ll visit is the residence of virtual architecture designed by Takayoshi Kitagawa. This architecture is much more expansive than usual high-rise condominiums and could be an exhibition when you have a look around this residence. There is an entrance at the boundary of the city. We will bring you to the entrance first. Please contact us before you visit.
Hours: Weekdays 14:00 to 19:00
Saturday and Sunday 12:30 to 17:30
Venue: Ikebukuro Area
Admission: Free
※Please pay about 1,200 yen for transportation and food expenses.
Viewing time: Approximately 2 hours
How to participate
Please contact us by e-mail (chijoukai@gmail.com) in advance.
・ In this exhibition, you will access a site and make an excursion in the area.
・ If you do not have any smartphones or tablet devices, please let us know when you apply.
・ Please bring your own earphone.
Profile
Takayoshi Kitagawa (Artist)
1974 born in Osaka. 1995-1999 Musashino Art University majoring in the Department of Architecture. Since 1995 intensification of site-specific artworks in a collaborative use of outdoor or architectural spaces. http://www.takayoshikitagawa.com